君に最後に打ち明けた 夢の話のことは

うまくいっているよ 君といるはずだった時間は 仕事に打ち込んだり 仲間と過ごしたり(UVERworld/恋いしくて)

 

チョコレートの並ぶショーウィンドウに、バレンタインを感じる日々ももう終わってしまいますね。

皆さんは誰かにチョコを渡したり渡されたりするのかな。素敵な恋が始まったり、はたまた実らなかったり、たくさんのドラマが生まれる日なのだと思うとどきどきします。

 

初恋を思い出します。初恋は実らないという言葉の通りに、あっさり、夏と共に終わってしまった恋でした。一緒の大学に行こうだとか、ずっと一緒にいようだとか、今となっては歯の浮くような台詞を並べて、何ひとつとして叶いはしなかったのですけれど。

彼が地元に進学すると聞いて、ますます意地になって上京したことを思い出します。あれから何年か経って、なんだかんだで未だに演劇を続けています。一緒に部活に打ち込んだ思い出があんまりにも大きくて、一度は辞めるつもりでいたはずなのに。

彼は大学で演劇を続けなかったと聞きました。結局世の中なんてそんなもんで、未練がましく演劇に縋り付いて、いつか見返してやるぞなんて思っているのはわたしだけなのだと思います。

 

あの頃、成績が悪くて怒られていた君は必死に勉強をして関東の大学に編入しましたね。演劇部を一年ほどで辞めたわたしは、未だに演劇を続けています。人生何が起こるかわからないね。いつか、あなたを見返したくて続けた演劇を、そこで頑張ってる姿を観てもらえる日が来たらいいなと思います。

 

あの頃、バレンタインデーに渡そうと思ってこっそりガトーショコラのレシピを調べていました。昨日はガトーショコラを買って、ひとりで食べてしまいました。やっぱり甘いものは苦手です。わたしは特にドラマもなく過ごしてしまったけど、バレンタインに浮き足立つ街はやっぱり嫌いじゃないな。

「言葉にすればたやすくて」

って言葉にしなきゃ分かんねぇよ(amazarashi/それを言葉という)

 

2019年5月31日から6月4日、はなまる学習会王子小劇場にてハダカハレンチ第4回本公演『ハッカ』に出演します。

 

主宰の榊原美鳳さんに「舞台観に行けなくてごめんなさい、代わりに6月の公演は観にいきますね!」って伝えたら「え?オーディション受けたら?」みたいな感じで、オーディションを受けて出演させていただく運びとなりました。

今回の脚本・演出を担当される岡本セキユさんは大学の先輩でして、私が入学した頃からセキユさんの作品は面白いぞ〜なんていろんな人に聞かされていて、実際何度か拝見して面白いなあ悔しいなあ、でも私早稲田で干されてっからなあなどと思っていたので、まさかこうして出演することになるなんて思ってもみませんでした。そんな尊敬する方に向かって「そのコートの中に着ている服はヒートテックですか?」と聞いて凹ませてしまったことを少し反省しています。

 

2年ぶり2度目の王子小劇場も楽しみです。黒くてかっこいい劇場すき。

いっぱい喋ったり大きな声出したりするお芝居したことないので、今からドキドキしてます。これは割とみんな言ってることだと思うんですけど、セキユさんの言葉はとっても綺麗で、粗野な私は文章を読むたびにどっからこんな言葉が湧いてくるんだろうなんて考えたりします。自分の言葉を作品にするって、きっと想像もつかないほど大変な作業だろうと思います。いや嘘だな、1回自分で脚本書いた時に死ぬほど才能がないなと悲しくなったからこそ、言葉を思想を作品にすることの凄さというか、敬意というか、そういうものを強く感じます。少しでもお客様に届けられるよう頑張りますので、どうかどうか予定を空けておいてくださいな。

 

あと今日、これ書いてるのは2/9になったばかりなのですが、今日はCOMBO×COMBOのお稽古もありました。

1年前に参加した時は出演者の中で1番踊ってなかったので、今回も余裕だぜへへへ、なんて思っていたらがっつり踊るみたいです。前回は井本さんも踊るんですか?って聞かれるたびにはい!って嘘ついてました。

 

コンテンポラリーダンス、私はダンスのことよく知らないけど面白いなあと思います。筋肉が全然ないのでどこまで踊れるかわかりませんが、100万回くらい練習してがんばります。座組で1番踊れないのが私です。ガハハ。

いろんな舞台があるけれど、こういう形でダンスが入る舞台ってそんなに多くないかなと思います。今日のお稽古で、面白いなあたくさんの人に観てほしいなあと思いました。全身筋肉痛なのでストレッチをしてから寝ます。ご予約いっぱい増えますように!

ご予約→ https://www.quartet-online.net/ticket/akaneironisomaru?m=0ldeija

 

 

 

COMBO×COMBO 3rd Performance

『茜色に染まるあなたへ』

脚本・演出・振付 井草佑一

 

○公演日程

3月15日(金)15:00/19:30

16日(土)14:00/19:00

17日(日)13:00/17:00

○チケット料金

前売一般 3,500円/当日一般3,700円

前売学生 2,500円/当日学生2,700円(要学生証)

○出演

鬼樫もも

島田萌

鈴木玲(以上、COMBO×COMBO)

杉山愛

井本みくに

彦田かおり(劇団VS.)

大橋純七

九島勇(FPアドバンス)

小川しおり(ICHIBANGAI-Dance Studio-)

武田摩耶

神田初音ファレル(FREEDOM RIDER)

 

今からこの世界がひっくり返らないかな

客席はガラガラのまま また次の幕が上がる(ズーカラデル/漂流劇団)

 

こんにちは。平熱35度、ここ数日の体温は37.8度の井本みくにです。

2月〜3月はイベントが多いので、まとめて告知します。

 

■2月11日 ひとりあそび企画 即興ガールズバトルvol.1.5〜ばれんたいん☆すぺしゃる〜

舞台女生徒で共演した星秀美さん主催の即興芝居イベントです。わたしエチュードめちゃくちゃ苦手なんだけど大丈夫かな……?見守ってください。詳細は下記画像をご参照ください。

ご予約→https://www.quartet-online.net/ticket/improvalentine?m=0lcbhai

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■2月14日18:30-22:30 ほしいもCAFE&BAR

これまた星秀美さんとやります。美味しいお酒とかジュースとか飲みながら楽しく過ごしましょう!ボードゲームもあります。

ご予約はDMまたはリプライで承ります。当日飛び入りも可。

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■2月17日18:30-22:30 のおもて会withみくにん

実は一度も共演したことのない舞台俳優の野表さん主宰のゆる〜いイベントです。飲み会みたいにゆるっとお話できるのはここだけかも。ぜひぜひ!

ご予約はnomt_reserve@hotmail.comまで、お名前を添えてください。

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■2月22日 舞台女生徒上映会

先月出演した舞台の上映会です。カメラを5台も使った贅沢な映像を、女優陣と一緒に観られる貴重なチャンスです。ぜひぜひ。

ご予約→https://goo.gl/forms/HqfEMyAuYgV6taiA2

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■3月15日-17日 COMBO×COMBO『茜色に染まるあなたへ』

ここまで全部イベントでしたが、舞台の告知もあります。これが本業なので、どれか1つしか来られない方はぜひこれを観てね。コンテンポラリーダンスと演劇の、どちらとも言えない作品を作る変わった団体です。がんばるぞー。

ご予約→https://www.quartet-online.net/ticket/akaneironisomaru?m=0ldeija

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客席がガラガラでも幕は上がるんですが、面白いもの作るのでガンガン予約してください🦔

もう予約してくださった方は本当にありがとう!らぶ!

 

 

 

 

 

雨が降れば鍵をかけていいよ

誰にも知られないまま終わりになっても それでハッピーエンドなんだ(andymori/ハッピーエンド)

 

どうも、1コマでも落としたら留年が決まる方の井本みくにです。

みんな、大学にはきちんと通った方がいいですよ。本番の4日前に「1週間後にプレゼンと展覧会のレポートを3本出さなければ留年ですよ」と教授に叱られる前に。

「ぶ、舞台の本番があって…」って言った時の教授の冷たい目が忘れらんねえよ。「どっちを取るかはあなた次第ですよ」とか言われてね。悔しいからどっちもやってやるわいと思いました。全日本負けず嫌い大賞金賞受賞です。

 

おかげで本番が終わっても心休まることなく、徹夜でレポートを4本書いてました。可哀想。4年間何してたんだよ。

ようやっと終わった実感が湧いてきました。エゴサしても感想が見当たらないので #舞台女生徒 でツイートしてください。

 

何書こうか考えてなかったので、今回の個人的バズワードとか書いていこうかな。

 

【吐きプロ】

(名)2018年に出演した『クズえんげきじん図鑑』の公開稽古でついたあだ名。ホリプロと並ぶ大手事務所。ちなみにこの公開稽古は一切本編と関係がなかった。吐くシーンがあると知った時から言われる気はしていたけどやっぱりこの名前で呼ばれましたね。実際に吐いて稽古に臨むプロ意識の高さ(笑)で、日本一吐き芸の似合う女優を目指しています。

 

【おつな寿司】

(名)テレビ業界では定番らしい差し入れ。裏番組を食うという意味で、衣を裏返したいなり寿司。小劇場にズブズブの星秀美さんと井本みくにが大興奮し、今後事あるごとに「知らないの?」とマウントを取ることを誓った。

 

【小劇場の嫌われ女優ツートップ】

(名)同義語:星秀美、井本みくに。テレビ業界に疎い我々が舞台女生徒での手厚い待遇に感動した結果、この先小劇場で「え、全員に1200円くらいする弁当の差し入れはないんですか?」「個別楽屋ないんですか?」「役者も仕込みするんですか?」などとマウントを取ろうと誓ったために生まれてしまったモンスター。

 

【ズルイよねえ】

(形)演出助手の深寅芥さんが、事あるごとに井本みくににかけた言葉。年齢の話になるたびに「どちらかといえば私は若者側」などと言い張って常に中間のポジションを取り、一番おいしいところを持っていく意。絞り出すように言うのでツボに入ってしまう。

 

【いいキチ○イ】

(名)同義語:井本みくに。初出は役作りのために吐いてきた日だが、その後も度々登場。精神的に追い詰められると架空の詩集を出すていで前書きや後書きを考えてメンタルヘルスを保つ、と話したところ、演出の武藤さんから笑いながら言われた言葉。

 

他にもたくさんあるけれど、こんなところかな。好評だったカーテンコールも載せておきます。メモに残しておいたものなので多少違うかもしれません。

【15:30 公開ゲネプロ版】

永江ミツキ役、井本みくにです。皆様、本日はお日柄もよく……お足元の悪い中……ご来場誠にありがとうございます。私は大学4年生でして、普段は大学に通いながらお芝居をしています。このステージには母が来ているので、個人的な話を少しさせてください。半年前まで就職活動をしていて、本気で演劇を辞めようと思っていました。今日、こうしてお客様に観ていただいて、拍手を聞いて、やっぱり演劇が大好きだと、心から思いました。親不孝でごめんなさい。やっぱりこれからも演劇を続けていきたいと思っています。皆様も、私に限らずここにいる素敵な女優陣やこのプロジェクトも含めて、こうして出会えたのも何かの縁かと思いますので、見守っていただけたら幸いです。

【19:00回版】

永江ミツキ役、井本みくにです。まずは皆様、本日は誠にありがとうございます。稽古が始まったのが2週間ほど前なのですが、今回役名がミツキということで、月が名前に入っているということもあって毎日月を見上げて帰っていました。稽古が始まった頃は細かった月が、昨日最終稽古の帰りに見上げたら丸っこくなっていまして、短いようで長かったなあ、明日あたり満月なんじゃないか?なんて思いまして、先ほど調べてみたら本当に今日が満月なんだそうです。で、今日の月は日本からはわからないんですが月食なのだそうで、こうして節目を感じる日に本番を迎えられた縁を感じます。よかったら皆さんも帰り道に見上げてみてください。それでは、「月」並みな言葉ではありますが、本日はご来場いただきまして誠にありがとうございました。

 

知的だ。ははは。クレバーでずるい演劇ジャンキーとして今後も頑張っていきたいです。またね。

ぼくも 少しはまともになれたかな

いや そうでもないか 今も変わらず 上手く笑えない毎日です(amazarashi/終わりで始まり)

 

下北沢アクトレスシアター『女生徒〜さよなら、モラトリアム〜』無事全ステージ終演しました。ご来場いただきました皆様、キャスト・スタッフの皆様、ありがとうございました。

 

永江ミツキという女の子を演じさせていただきました。読者モデルになったことをきっかけに疎外されていき、過食症になってしまった女子高生です。私はあまりご飯を食べないのですが、本番直前はいつもよりご飯を食べて、実際に吐いて感覚をつかもうとしていました。

 

過食症の人は、食べたくて食べるのではなくて、死なないために食べるのだ」という演出の武藤さんの言葉が、ずっと残っています。私はきっと、死なないために食べる以外の行為に溺れているだけで、そこに大きな違いなどないのだろうと思います。音楽を聴いて、眠って、芝居をして、そういう場所を失ってしまったとしたら、彼女のようになっているのかもしれないな、と。

 

大袈裟でなく、観にきてくれる方がいるから生きているのだと思います。

 

今回、星秀美さん、水野奈月さんと私は「百戦錬磨の舞台女優」として選ばれたのだと聞きました。年齢の話をするのは憚られますが、お二方とも大先輩で、私とは経験してきた舞台の数も大きさも全く違います。

たった3年半、本当に細々と演劇を続けてきた自分が百戦錬磨と呼ばれるのはむず痒くて変な気持ちですが、つまるところ私がこれまで出演させていただいた全ての作品が確かに私を成長させてくれていたということなのだと思います。

 

東京の小さな劇場で演劇を続けてきた私を見つけてくれた全ての方に感謝しています。

何度も何度も、辞めようと思いました。

演劇部で出会った初めての彼氏に二股をかけられていたと知った時も、大学演劇でちっともオファーが来なかった時も、就職活動をした時も、心の底からもうダメだと思っていました。

生まれて初めて、ああ、腐らずに、どれだけ情けなくとも演劇にしがみついてきてよかったなあと本気で思いました。

 

下手の横好きかもしれないけれど、これからも続けていきます。これまでと変わらず、見守っていただけたら嬉しいです。

 

いつか僕らが離れ離れになるその時だって笑っていたい

塞ぎ込んだ過去も正しかったと言い張るために笑っていたい

それだけでいつかの 叶わなかった夢も ただの過ぎた景色になるんだ

結局空っぽのままのこの手を 僕らは大きく振りあって

答えさえ見つけられなかった目に 涙を溜めてさよならして

悲しむな これがスタートラインだよ 僕らの終わりで始まり

 

ありふれたラブソングに

感動しちゃってバカみたい どうかしてしまったのかな(菅田将暉/ばかになっちゃったのかな)

 

こんにちは、既に今期12単位を取得したのに、卒業要件までまだ8単位足りない井本みくにです。

 

1月、えげつないほど忙しいです。

大学に行って稽古。バイトをしてから稽古。大学に行ってからバイト。稽古してからバイト。終日稽古。そんな事の繰り返しで、あっという間に本番まであと5日になりました。

稽古が始まってからまだ1週間しか経っていないのだという事に今気づきました。

 

どうですか、みなさん。2019年、全速力で駆け抜けていますか。

 

私はといえば、開幕早々信じられないくらいのスピードで日々が過ぎています。芝居をする上ですぐに方向性を決められるほど器用ではない私には、稽古期間が短すぎて不安になります。

 

年末に帰省した時にふと、去年までの自分とは大きく変わりたい、と思いました。

わがままを押し通して生きてきました。地元が嫌いで嫌いで仕方なくて、親の反対を押し切って東京に出たし、芸事に夢中になって安定した仕事に就くこともしないし。

 

それはもう、私の性分なのだと思います。これまでの人生で満たされなかったものをなんとか取り返したくて、夢中になったら曲げられなくて。

それでも、変われる部分はあるのだと思います。些細なことで反抗していた母に少し歩み寄ってみたり、大学を卒業してからも芝居を続けると決めて、今まで考えなかったことを考え出したり。

 

演劇が好きだから、だけじゃなくて、私だからこそできるものだから、と言えるようになりたいと思いました。今までは深く考えなかった役作りというものに、初めて向き合っています。私にしか出来ないことなんてこの世界にはきっとないのだけれど、永江ミツキという役を演じるのが私でよかったと思ってもらいたくて、この作品が心に残りつづけるものであってほしくて、寝ても覚めても芝居のことばかり考えています。

 

演出を担当されている武藤淳さんに「この作品がキャスト全員にとっての代表作になってほしい」と顔合わせで言われたことを思い出します。

これまでだって決してそう思っていなかったわけではないけれど、今まで以上に真剣に、今出来ることをやっていきたい。

 

ありがたいことにチケットは完売していますので、観に来てね、と宣伝をすることはもう出来ません。出来るのは、全力で稽古に打ち込むことだけ。

 

 

話は変わりますが、私の青春は決して華やかなものではありませんでした。

初めての彼氏に浮気されたこと、いじめられたこと、思い出すのは決まって暗い思い出ばかりです。悔しい思いをたくさんしてきました。

音楽や読書や演劇に、何度も救われてきました。デート代わりに彼と待ち合わせていた学校の図書館で、本を読むことが楽しみでした。

電子辞書に入っていた青空文庫で、授業中にこっそり本を読んでは「私もいつか、誰かの心を動かせるようになりたい」と思っていました。

 

人生を支えてくれた太宰治の作品を演じられるというのは、本当に幸せなことです。

 

私には、観る人の心を動かすような脚本を書く才能がありませんでした。ひょっとしたら技術を知らないだけなのかもしれませんが。だからこそ、誰かの言葉を届けられる俳優というものに憧れました。

共演者の西野凪沙ちゃんが「ミツキのシーンが1番観ていて泣いてしまう」と稽古終わりに言ってくれました。本番では3倍くらい泣かせてやろうとこっそり思いました。

この作品を通して、憧れていた存在に少し近づくことができたら幸せです。

 

チケットを予約してくださった皆様、本当にありがとうございます。見届けてもらえる幸せを噛み締めながら、精一杯生き抜いてみます。

 

 

毎日の稽古が楽しくて仕方がない。がんばってきます。

 

 

宇宙船の侵略も デカい火山の爆発も

まるでないのに飽きたなら ここへおいでよ(天国なんて全部嘘さ/アンテナ)

 

 

あけましておめでとうございます。岐阜が生んだダメ人間、井本みくにです。

 

年末年始に3日間帰省し、受験生の弟をいじり倒し、お母さんの手料理を食べ、卒業式で着る袴を選び、スターウォーズのスウェットを貰って帰ってきました。特に何もしてないな。

帰ってきてからは仕事が飛んだり顔合わせをしたり撮影をしたりしました。

 

1月21日に出演する下北沢アクトレスシアター『女生徒〜さよなら、モラトリアム〜』の顔合わせと撮影でした。急な宣伝ですが、詳細は記事の最後に書いてありますので安心して私のぼんやりしたブログを読んでください。

 

オーディションをクリスマスの直前に受けたのですが、受かると思っていなかったので、合格のメールが来た時は心底驚きました。迷子になってオーディションに遅刻したからです。

TBSの入り口に一向にたどり着けず、迷子になったから遅れますと電話をかけようとしたもののなかなかつながらず、焦りと悲しみで半泣きになりながら3人くらいの警備員さんに道を聞いて会場に行ったのを思い出します。

オーディションの最中は「遅れた時点で不合格に決まってるんだ……終わりだ……」と思いつづけ、その足で向かったみくに会(井本みくにが仲良くなりたい人と飲む会)で「終わった、もうダメだ、慰めろ、ムロツヨシを呼べ」と喚いていました。

この世で1番怖いものは酔いつぶれた時の井本みくにと、自暴自棄になった井本みくにです。

 

正直めちゃくちゃ嬉しかった。去年はオーディションに落ち続けて自信をなくしていたので、最後にいいことあってよかった!勝った!2018年完!などと思いました。

しかしながら時間が経つにつれ合格の喜びは薄れ、プレッシャーを感じはじめています。映像撮影の時、勝手がわからず戸惑っているのは私だけでみんなとっても素敵なお芝居をしてて、なんか私だけ場違いじゃない?と思ったり。

岐阜が生んだネガティブモンスターなので、帰って凹みながら髪の毛を染め直しました。

 

私が演じるミツキは読者モデルの女子高生です。ギャルだから明るい髪色がいい、と連絡が来た時は心臓が止まりました。3日くらい前になんとなく黒染めしたからです。黒染めのタイミングが最悪でした。

ともあれ、与えられた役をどこまで魅力的に出来るか、精一杯やるしかないのだなあと10時間くらい前から開き直りはじめています。

 

プレッシャーを感じるのは当然だけど、私にオーディションを紹介してくださった方の期待や、合格させてくださったスタッフの皆様の期待や、選ばれなかった方がいるという事実を考えると、弱音ばかり言ってはいられないなと思うのです。

オーディションに落ちまくったからこそ気づけたことがしれません。そういう意味では、無駄ではなかったのかな。悔しくてたくさん泣いたけど、少しは糧になっているのかもしれない。

 

短い時間で精一杯、出来ることをやるだけです。あとは、観てもらうだけ。

 

平日だし、直近だし、1日しかないし、難しいのは百も承知で、それでも観に来ていただきたいです。お客さんをたくさん呼べるようになりたい。役者としてこれからも舞台に立つために、チケットを買うという形で応援してもらえたら、とってもとっても嬉しいです。まだまだ駆け出しで集客力もないからこそ、あえてお願いします。ツバつけちゃってください。

 

真面目な話をするのは恥ずかしいのでどうでもいい話をします。久しぶりに会ったらお母さんの趣味がパン作りになっていました。それもベーコンエピとかフォカッチャとか、なんかおしゃれなやつでした。パン屋かよ!とつっこみました。お母さんもパンを持って観に来てくれるらしいです。

 

【次回出演情報】

下北沢アクトレスシアター

『女生徒~さよなら、モラトリアム~』


原案:太宰治『女生徒』

脚本:烏丸棗(牡丹茶房)

演出:武藤淳(TBSテレビ)


○出演

藤間あやか

西野凪沙

井本みくに

星秀美

水野奈月


○日時

1月21日(月)

15:30~(公開ゲネプロ)/19:00~

※上演時間は80分を予定しています


○会場

下北沢OFF・OFFシアター

(〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目11番8号 TAROビル3F)


○チケット料金

15:30回 前売り3500円/当日3800円

19:00回 前売り4200円/当日4500円


○公演詳細

https://shimokitaact.wixsite.com/jyoseito

 

○井本みくに扱い予約フォーム

https://ticket.corich.jp/apply/97307/005/